ロータリーエンジンの特性

自動車エンジンは大雑把に言って二種類あります。
ひとつはレシプロエンジンです。これはピストンの上下運動をクランクで回転運動に変換させ、動力を得る構造をしています。現在主流、というよりほとんどの自動車がこのエンジンを採用しています。
一方、レシプロエンジンの発展型にロータリーエンジンというものがあります。これはローターという回転子を動かすことで円運動を起こし、動力を得る構造のエンジンです。これはシンプルな構造なためレシプロエンジンと比べてエネルギーロスが少なく小型化も容易で、同排気量のレシプロエンジンと比べるとパワーもあり、低振動・低騒音という様々な特性があります。観葉植物01
しかし反面、その特性がマイナスになることもあります。
例えばシンプルな構造ゆえに動弁系がなく、排ガスが作動室の入るのを防ぐことができません。燃料室に燃え残りが出るため、結果的に燃費が悪く排気ガス量が多くなってしまうなど、現在の自動車事情を考えるとそのマイナスは重大な欠点になってしまいます。
様々な事情によって、日本のマツダ以外は作られなくなってしまったこのエンジン。一時はマツダでさえも生産中止の危機にあったのですが、水素などを燃料とする内燃機関として優れているため、レンジエクステンダーと名前を変えて復活。長距離走行できる電気自動車の次世代エンジンとして再注目されつつあるのです。

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